2023.11.16(木)治療プログラム
今回のエンジョイライフミーティングは、当院の栄養士による「栄養のはなし」でした。アルコールは、身体にとって異物・毒物であるため、胃や食道の粘膜を荒らしたり、消化酵素の働きを弱めて栄養の吸収を阻害するなど様々な悪影響があります。毒物を処理するのは肝臓の仕事のひとつですが、飲酒量が増えるほど肝臓でのアルコール処理が追い付かず、アルコール(毒物)が身体に残った状態が続いてしまいます。また、肝臓が解毒の処理に追われてほかの栄養素の処理ができず、様々な栄養障害を起こしてしまうそうです。肝臓のアルコール処理は1日60gが限界だそうで、参加者の皆さんにたくさん飲酒していたころのアルコール量を計算してもらうと、皆さん「こんなに飲んでいたんだ」と実感されていました。何気なく飲酒していても、身体にはかなりの負担をかけてしまっていたんだと改めて知ることができ、今後の生活を考える良い機会になったと思います。
いつの間にかもう11月、寒さも厳しくなってきましたね。風邪などひかないように、栄養にも気を配って免疫を高めていきましょう!