2022.05.25(水)治療プログラム
こんにちは、飲酒をしている患者さんに自分の問題点を振り返ってもらっていました。
飲酒したり、公務執行妨害で警察に保護され、留置所を経て裁判になった経験があることを話す患者さんがいました。
本人からすれば、怪我をさせたわけでもないし、悪いと思っていなかったようであるが、警官を叩いたようで、それは良くないですよね。
裁判官からも、もし飲酒運転をして、通学している子供の列に車がつっこんだら大変なことになると、話をしてくれたそうです。
その患者さんも、ひき殺してしまったらどないもならんと、飲酒は怖いと思ってくれたようです。
アルコール依存症の患者さんの中には、上記にあげたような方もいますが、みんながみんな、こうした行動をとるわけではありません。
私たちと同じように元は普通に生活を送っていました。
仕事や人付き合いから飲酒を飲み始めた人が多いなかで、アルコール依存症になってしまったのです。
そう考えると、私たちも飲酒をするときは、飲みすぎたりせず休肝日を設けたり、ほかのことに意識を向けて飲酒をしない習慣を作ったりするなどの対策が必要になると思います。
大変ではあると思いますが、前を向いて、明るく生活していきましょう。飲んでしまったら、飲んでしまったでいいんです。そのときは正直に話してまた、始めればいいんですから。