2019.11.22(金)治療プログラム
今日はアルコールのトリックということについて勉強をしました。お酒にはさまざまな罠や落とし穴があり、もともとお酒が好きでなくても、眠るために飲んでいるうちに習慣となり、やがては依存症になってしまった。周囲に合わせて飲んでいるうちに本当に好きになってしまって、やがてお酒から抜け出せなくなってしまった。とか…さまざまなエピソードがあります。お酒=アルコールはそもそも味覚的には美味しいと感じるものではなく、それに手を加えて美味しく感じさせる飲み物にしてしまった。またCMなどでは美味しく思わせる演出をして人びとを騙している現実があります。たとえそれが分かった上でも機会飲酒でおさまるような人は問題としないのですが、世の中にはそれでおさまらない人が存在します。お酒の問題はやっかいで根っこが深い問題でもあり、なかなか世間の人には理解されにくいことが、さらに問題を複雑化している側面があります。アルコール依存症の治療は当事者のみならず、家族や職場の人、地域の人々も含めた包括的なサポートを必要とします。ひとりで悩まないで、ちょっとした勇気を持てたら「むつみホスピタル」アルコール相談窓口までお気軽にご相談下さい。心からお待ちしております。