2018.11.09(金)治療プログラム
城西病院では平成20年度より当院独自の認知行動療法プログラムをアルコール依存症の患者様を対象に毎金曜日に?クール全12回で実施しています。
ステージ1「習慣を変える」から始まり、全ステージを通してアルコール依存症になる理由や、そこに起因する自分自身の問題点を洗い出し、これからの人生を自分自身で考えてもらうプログラムとなっています。
卒酒会は入院患者様だけでなく、退院された患者様も参加され、発言しあい互いに刺激し合える場となっています。
卒酒会での内容については、毎週ブログにアップしています。
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【スタッフBLOG】
先週に続き、今日は和先生のピンチヒッターとして序盤の勉強会を担当させて頂きました。前回の復習から学びを深めて参りたいと思います。
「私は元ニコチン依存症者です」と胸を張ってみなさんの前で言いました。なにせ4年7カ月もタバコをやめれているからです。なので元という言い方をしました。しかしどうでしょう?メンバーさんに次々聞いていくうちに、「私はお酒を9年やめています」という人や、「僕は12年やめていますよ」と平然と話してくれる人がいます。いやはや頭が下がりました。上には上がいるものですね、「5年足らずで何を言っているんだ!」という心の声が聞えてくる思いでした。
私はタバコの問題に向き合うためにどのように対処していきますか?という問いには「今後もし吸いたくなったりしたら、この卒酒会でメンバーさんに相談するようにします」と胸を張って言えます。なぜなら私の禁煙を支えているのは卒酒会でありメンバーさんだからです。
先日、9年お酒を断っていたメンバーさんがスリップしてしまいました。理由は一言では言えない事情があったのだと思いますが、私たちもショックでした。まさにアルコールのトリックです。しかし、そこから立ち上がる過程が大事なのだと思います。私はよく勉強会で何度失敗してもよいのだから、そこから立ち上がる過程の方が大事なのですよ。ということを伝え続けています。格好をつけた言い方になりますが、「望みを捨てなかった者のみに道は開ける」ということを忘れないで下さい。
マンションのオーナーに対して怒りを感じているメンバーさんがいます。詳しいことは分かりませんが、先週お会いした時とはうって変わってマインドやスピリットが曇っていることは一目瞭然でした。怒りの感情を持ち続けることは百害あって一利無しです。このような時はホ・オポノポノを実践してみるべきです。
今、起きている問題は私の責任じゃないけれど、100%自分の責任として、「ごめんなさい、許してください、ありがとう、愛しています」と4つの言葉を繰り返し唱えてみることです。
世界中の人がこういう気持ちを持って生活していくと争いや貧困、不平等がなくなっていくのだと思います。今日はこれでおしまい。
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お問合せ先
城西病院 地域連携室(088-631-0181)
徳島県徳島市南矢三町3-11-23
診療科目:心療内科・精神科・神経科・内科