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むつみホスピタル BLOG

2018.11.02(金)治療プログラム

アルコール依存勉強会(卒酒会. ステージ5 アルコール依存症とは)

城西病院では平成20年度より当院独自の認知行動療法プログラムをアルコール依存症の患者様を対象に毎金曜日に?クール全12回で実施しています。
ステージ1「習慣を変える」から始まり、全ステージを通してアルコール依存症になる理由や、そこに起因する自分自身の問題点を洗い出し、これからの人生を自分自身で考えてもらうプログラムとなっています。
卒酒会は入院患者様だけでなく、退院された患者様も参加され、発言しあい互いに刺激し合える場となっています。

卒酒会での内容については、毎週ブログにアップしています。

無題

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【スタッフBLOG】

今日は私としては久しぶりに和先生の講義形式での勉強会に参加できました。本日から初めての参加者と今日の勉強会をもって退院していく方とおられました。本当は退院してからの生活の方が大事なんだと思います。どうかお酒のない生活が送れますことを心からお祈りします。

さてアルコール依存症とは量や時間がコントロールできない病気です。またひとたびアルコールが切れると離脱症状を認める病気です。そもそもお酒は毒物であり、精神依存も身体依存も引き起こす物質です。飲めばアルコール依存症の滑り台に乗り、死に向かって落ちて行っていると言っても過言ではありません。その危険性に早く気付くことが回復への第一歩です。

依存症になっていくケースとして、1日の飲酒量が多いことが大変危険です。缶ビール6本、缶チューハイ6本、ワイン1本、日本酒4合以上・・など、該当する人も多いのではないでしょうか?毎日飲酒している人も要注意です。

検査数値としては、γ-GTPが男性86以上、女性48以上、早期発見の目安として男性50以上、女性32以上で厳格な断酒を心がける必要があります。

日常生活面では欠勤、遅刻など仕事を休みがちになるとか、飲酒運転、家庭不和、警察沙汰などがあげられます。そのような状況であるにも関わらずアルコールがやめられない、アルコールが原因であると思わないなど問題はさらに深刻化していきます。

そこまでして、なぜアルコールを飲むのかという理由は、個人個人さまざまですが、飲んでいる本人はアルコールの問題に気付いてないことが一番の理由で、アルコールを問題と思っていないからだと言えます。ですから周囲の人が早めに気付いてあげることも大事なことです。よく本人不在で家族や職場の上司の人がアルコール相談に来られるケースがよくあります。

当院では外来にてアルコール問題の相談窓口を無料で受け付けております。このブログをご覧のみなさんの周囲の人で上記に該当するような人がおられましたら、お気軽にご相談下さい。専門スタッフが対応しております。

 

 

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アルコール勉強会

お問合せ先
城西病院 地域連携室(088-631-0181)
徳島県徳島市南矢三町3-11-23
診療科目:心療内科・精神科・神経科・内科

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