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むつみホスピタル BLOG

2020.03.08(日)治療プログラム

卒酒会ステージ8. 依存症からの決別

コロナ肺炎が世間を翻弄し続けています。私たちとしては正しい知識を持ち、冷静な判断と行動を心がけたいものです。今日は「依存症からの決別」というテーマで勉強しました。人は嗜好品、とくに酒・タバコからなかなか抜け出したくてもやめられず苦労することが多いです。それには習慣化して生活の一部になってしまっている現実があります。自分も喫煙していた時は日課になっており、朝起きてまずすることは換気扇の下で一服することが一日の始まりでした。職場は全面禁煙であったため、出勤途中の車中で4~5本吸い溜めしてから始業していました。そして夕刻、タイムカードを押すことが待ち遠しく仕事が終わると駐車場へ急ぎました。車へ乗り込むとタバコを吸う時が至福の思いでした。あとは緩やかに時の流れゆくまま就寝までタバコと親和性を保ち続けました。こうして一日約30本、それを20年間休むことなくつとめあげました。さあ、みなさんどうでしょう?こんな生活に憧れますでしょうか?何の魅力も感じませんね。どう考えてもおかしいですね。窮屈で哀れな生活と言わざるを得ませんね。しかしこれが6年前までの現実の生活だったのです。その頃は体に悪いと分かっていても、タバコをやめたいと心の底から思っていてもやめられず、自分は将来タバコで死ぬんだろうなぁ・・・と思っていました。いま思い返してもどうしてやめれたのかよく分からないところがありますが、神様が与えてくれたプレゼントだと捉えるようにしています。私の体験は卒酒会の影響を大いに受けたからかもしれません。メンバーさんの前で高らかに禁煙宣言をし続けていたので、みなの前でウソはつけない、どうせウソをついても私の場合はすぐ顔に出るからバレるし…  そういったプレッシャーが良くも悪くも影響し現在に至っていると言えます。私にとって卒酒会は自分自身を蘇らせてくれた勉強会、健康的な生活を取り戻させてくれた勉強会、既に亡くなられたメンバーさんもいますが、そういう方の影響も多大に受けたことは、自分の生活の中で今も生き続けています。

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