2019.02.01(金)治療プログラム
こんにちは
本日の卒酒会のテーマは、「アルコール依存症とは?」でした。
アルコール依存症は飲酒が生活の中心となってしまい、日常生活に支障をきたしている状態です
また、肝機能障害や、合併疾患(糖尿病、高血圧、肝炎、不眠症、うつ病)などを起こしやすく、仕事を無断欠勤したり、家庭不和が起こるなどの問題が起きているにもかかわらず、飲酒をやめることが出来ない状況となってしまっています。
そして、アルコールに酔う以前に、自分の考えに酔っぱらってしまっているそうです!
飲酒する直前の考え、感情、感覚が、アルコールで封じ込めようとしている考え、感情、感覚なのだそうです。
アルコール自体が問題なのではなく、自分の考え、感情、感覚に気づいていないことが問題なのです。
和先生が、【事実と解釈】というお話をしてくださいました。
事実は穏やかで平和なものですが、そこに解釈が入ってしまうから人は苦しんでしまうそうです。事実と解釈を分けて考えられたら、私たちは自分で苦しむことを選択せず、お酒に頼らない前向きな生活を送ることが出来るのではないかと思います。
そのためには、飲酒する直前の考え、感情、感覚とじっくり向き合うことが大切なんだそうです。心の痛みを止めるためのアルコールになってしまっているのであれば、その心の痛みが何なのか、飲酒以外の方法で癒すことが出来ないのかを探っていく必要があるそうです。
アルコールは手っ取り早く気分を高揚させ、嫌な気持ちから逃避させてくれますが、それは一過性のものでしかありません。それに頼るだけでは、根本は何も解決せず、飲酒量だけが増えていくだけになってしまいます。
今日の講義を聞いて、自分の心の痛みと向き合うために、卒酒会に参加して自分の気持ちを吐き出せるようになって欲しいなぁと強く思いました。
お酒で心の痛みを癒している方、ぜひ卒酒会に参加してみてくださいね!