2018.09.14(金)治療プログラム
城西病院では平成20年度より当院独自の認知行動療法プログラムをアルコール依存症の患者様を対象に毎金曜日に?クール全12回で実施しています。
ステージ1「習慣を変える」から始まり、全ステージを通してアルコール依存症になる理由や、そこに起因する自分自身の問題点を洗い出し、これからの人生を自分自身で考えてもらうプログラムとなっています。
卒酒会は入院患者様だけでなく、退院された患者様も参加され、発言しあい互いに刺激し合える場となっています。
卒酒会での内容については、毎週ブログにアップしています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【スタッフBLOG】
こんにちは
雨模様の中、今日もたくさんの方が卒酒会に参加されました
今回の卒酒会には、8月に開催した心と身体の健康教室に県外から参加してくださり、その後当院の通院治療に繋がった患者様が、奥様・奥様のご友人と一緒に初めて参加してくださいました
今回は、第57期のまとめの卒業論文でした
一人ずつお酒に対する今の思いを発表していただきました。
・10年近くになる入院にケジメをつけて退院したいが、親族の同意を得られず入院継続となっている。お酒で信用を失ってしまったのが大きな原因。アルコール依存症は回復する病とネットで見た。本当の回復は退院してからだと思っている。退院に向けて手引きをお願いしたい。
→長期入院になっている患者様。失った信頼を取り戻すのは本当に時間が掛かります…
・私が求めているニーズは一つだけ。酒なんです。人生の目的といえば、卒酒を達成するということ。出来ることなら酒とも上手く付き合っていきたいんですけどね。
→もうすぐ退院の患者様。お酒に対する思いが揺れ動いてるのがよく分かる発表です。
・人間は生きている間は修行です。過去にこだわり、執着して苦しんでいました。人を恨まず、淡々と自分のすべきことをしていくだけ。神様仏様に手を合わせて1日精一杯生きています。迷惑を掛けた職員さんには本当に感謝しています。
→最近はとても表情が穏やかになりました。信心深く八十八か所巡りを何度も達成されています。
初参加された患者様も・・・
・皆さんのお話を聞いて、自分も共通する部分もあるなと思いました。参加して良かったです。
・(奥様)お話を聞いて、夫は今まで感情を殺してきたんだなぁということが分かりました。
と感想を話してくれました。
今日の卒酒会をきっかけにご家族で色々と話し合える機会を持っていただけたらと思います。次回もお待ちしております
卒酒会に参加して、他の方のお話を聞いてみたり、自分の思いを語ったりするだけでも、気づきや学びがあると思います
お酒の問題で悩んでいる方がいらっしゃいましたら、ぜひ卒酒会に参加してみませんか?お酒の問題だけでなく、自分自身の行動、考え方などを見直すきっかけにもなると思いますお気軽にお問合せください
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
お問合せ先
城西病院 地域連携室(088-631-0181)
徳島県徳島市南矢三町3-11-23