2018.05.11(金)治療プログラム
城西病院では平成20年度より当院独自の認知行動療法プログラムをアルコール依存症の患者様を対象に毎金曜日に?クール全12回で実施しています。
ステージ1「習慣を変える」から始まり、全ステージを通してアルコール依存症になる理由や、そこに起因する自分自身の問題点を洗い出し、これからの人生を自分自身で考えてもらうプログラムとなっています。
卒酒会は入院患者様だけでなく、退院された患者様も参加され、発言しあい互いに刺激し合える場となっています。
卒酒会での内容については、毎週ブログにアップしています。
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ステージ5 アルコール依存症とは
前回の復習でアルコールとアセトアルデヒドの臭いを嗅いでもらい、アルコールによる病気にはどのようなものがあるかをみてきました。
それでもお酒を飲みたいと思うのは、気分が高揚したり、社交の場で飲まざるを得なかったりするようです。確かに仕事上の付き合いからお酒を飲むようになり、お酒を飲まずにはいられなくなり、自制が効かない状態になることでアルコール依存症になっていくというケースがあります。
お酒を飲んでいいことがあったかという問いに対し、大事なものを失ってもうコリゴリだと言う方、糖尿病になってしまったのでやめないといけないと思った方、過去を引きずったり罪悪感をもったりするということもあるということを今回の話で学ぶことができました。
自責の念にかられたり、後悔したりすることがあると思いますが、前を向いて今の自分の状況をみつめ、時間はかかると思いますが、一人ではありません。和先生をはじめ、卒酒会のメンバーをいます。一人でかかえこまずに相談してください。他のアルコール依存症の方と情報を共有してください。
そうすることで、どうやって問題を解決していけばよいのかが見えてくると信じています。一緒に頑張りましょう。
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