2017.04.22(土)お知らせ
給食棟2Fにある庭園(ポールスミザー氏設計)にチューリップが咲きました。
調べてみたところ、チューリップバタリニーという品種のようです。
ポールスミザー氏による解説によると、
「4月にやさしいクリーム色の花が咲く。
赤い花が咲くTulipa maximovicziiの突然変異でできた品種。日当たりと水はけのよい土壌を好む。」
「暖地に植えると30cmにもなるが、寒冷地では花首がない状態で咲く。
やせた土地に植えれば背丈が低くなる。」
ポール・スミザー氏 プロフィール
ポール・スミザーPAUL SMITHER
ランドスケープデザイナー、ホーティカルチャリスト(園芸家)
イギリス、バークシャー州生まれ。英国王立園芸協会ウィズリーガーデンおよび米国ロングウッドガーデンズで園芸学とデザインを学ぶ。
1997年に有限会社ガーデンルームスを設立。庭の設計、施工および園芸全般に関するコンサルティングや講師として活動を開始。
2000年 第1回東京ガーデニングショー プレゼンテーションガーデン部門で「RHSプレミアアワード(最優秀賞)」受賞。
2001年より10年間に渡り、休耕田を利用して自らがつくった八ヶ岳ナチュラルガーデンを舞台に、初心者からプロまでを対象にワークショップ『プランツコース』を開催。自然の理に適ったこれからの庭づくりを実践的に指導した。
2003年 兵庫県宝塚ガーデンフィールズの英国式ナチュラル庭園「Seasons」の設計を手がける。街の中心にある庭で無農薬を実践し、植物に無理のない自然流の庭づくりを提案。(2013年12月閉園)
2009年より八ヶ岳南麓に在住。
2009年 軽井沢絵本の森美術館内に「ピクチャレスク・ガーデン」を設計、2010年オープン。
2013年秋開催の「第30回全国都市緑化とっとりフェア」のメインガーデンとなる「とっとり晴れやか庭園」を設計・監理するとともにフェア全体のアドバイザーを務めた。
2012年より山梨県清里高原「萌木の村」にて庭づくりを始める。革新的な手法での八ヶ岳の自然と共生する庭づくりが注目されている。
目的を踏まえたうえで、その土地の風土や歴史、環境条件に合う植物や材料を使うことを基本に、デザインおよび植栽プランニングを行い、人にも自然生態系にもやさしい持続可能な環境づくりを目指している。
庭の設計や施工のほか、園芸・ガーデン雑誌などでも活躍。流暢な日本語でポール流の庭づくりを分かりやすく説明する各種講演会も好評。