主な内容
●集団精神療法
入院中の患者様に対して行うメニューの一つで、PSミーティング(※)・卒酒会(※)などがあります。一定の治療計画に基づいて、言葉によるやりとりなど自己表現を行うことで、集団内の対人関係の相互作用が生まれ、不安や葛藤を除去したり、自己洞察を深めたり、また対人関係技術の習得等をもたらすものです。医師・看護師・精神保健福祉士・心理士・薬剤師・作業療法士がチームスタッフです。 各患者様には行動レベル・服薬自己管理レベルが設定され、その状況に応じて個々の開放化を図り、ご本人自らが病状を見極める意識を持ち、主体的に治療に参画する意欲を高めることで、早期退院やQOLの向上を目指しています。
※P=patient(患者様) S=staff(チーム医療スタッフ)
※当院ではアルコール依存症治療プログラムを実施しており、アルコール依存症勉強会も開かれています。ご家族や外来患者様も参加いただけます。
●社会生活技能訓練(SST)
Social Skills Trainingの略語であり、認知行動療法の一つです。社会の中で受けるストレスに対応していく力をつけて、よりよい生活ができることを目的として、必要な生活技能を高めていくトレーニングです。
●心理教育すだちの会
すだちの会は、統合失調症の患者様ご本人に対する心理教育です。毎週1時間行われており、病気の再発予防法やお薬の仕組みなどについて、患者様と専門のスタッフが共に話し合いながら退院後の生活に向けて考えていきます。患者様ご自身が生き生きと自分らしく生活できるように援助したいと思っております。
●医局会
毎週行っている医局会は、医師と全部署の職員が参加します。病院全体に関する情報を共有したり、患者様の治療方針について多職種で意見を出し合いながら検討したりする場となっています。
●診察連絡会・カンファレンス
毎朝、チームによる診療連絡会、入・退院カンファレンスを行っています。その他にも随時、ご本人やご家族が同席できるカンファレンスを実施しています。
●その他の行事
地域交流バザー・クリスマス会・運動会・心と身体の健康教室・公開講座・社交ダンス・音楽療法